とりで利根川七福神巡拝の案内

平成20年3月23日巡拝

 平成20年3月23日に取手利根川七福神を巡拝しました。この取手利根川七福神は、昭和56年に開設された七福神めぐりで、常磐線取手駅を起点として、取手駅周辺4か寺と、取手駅の東方、利根川沿いの小文間地区の3か寺に分かれています。全行程、徒歩も可能ですが、バス等を利用した方がよいと思います。
 神像は、基本的にお寺の境内に安置されている石像でいつでも拝観可能です。色紙(500円朱印済み朱印200円)と神像(300円)があります。
■取手駅東口

 
 私の場合、上野から常磐線快速で取手駅まで電車で来ました。取手駅では東口改札を出ます。
 東口から、道路を渡り、線路沿いに南に歩きます。 
■長禅寺への路地

 利根川方面へ南に歩き、すぐの路地を左に入ります。
 (右の写真の左方面へ曲がります。)
@ 長禅寺
  (大黒天)


 長禅寺さんへは、路地を左折したあと、突きあたりを右折して道なりに歩くと、長禅寺さんへの階段が見えます。この階段を上ると長禅寺さんの境内に入ります。
 大黒天は、百観音堂の左側のお堂の前にあります(写真下)。
 百観音堂は、外見は2階建てのように見えますが、内部は3層になっており「さざえ堂」様式の建物になっており毎月18日には、中を拝観できるそうです。
■取手の老舗
奈良漬の新六本店

 長禅寺さんの百観音堂正面の急な石段を降りて、県道にでると角に、取手の奈良漬の新六さんがあります。
 写真は、県道の東側から撮影。
 お土産にどうぞ。
A 念仏寺
 (福禄寿)

 
念仏寺さんへは、新六の面している県道(バス通り)を東へ5分ほど歩いたところ。県道に突き出した階段が目印です。

 境内は、お彼岸のお墓参りの人で賑やかでした。

 福禄寿は、本堂前の小さな祠の隣に、植込みの中にありました(写真下)。
■本多作左衛門の墓へ

 徳川家康の重臣の一人、本多作左衛門の墓があるということなので、光明寺さんへの途中、寄ってみることにした。

 念仏寺さんから県道を駅の方(西)に戻り、すぐに、西に向かって右手に緩やかな坂があり、ここを右折して上ります。登り切ると信号があり、渡ると、香取神社です。神社前を道なりに右手に坂を下っていく(道しるべあります)と突きあたりに写真中の急坂があります。この坂の上に保育園があり、保育園の角を右折し、突きあたりが、本多作左衛門のお墓です。

 先日、真田太平記を読んだら出てきたので、なんだか知り合い見たい(^^;

 墓参りをすませ、来た道を戻り、保育園の角を、右折して、道なりに進み、右折する坂道があり、私は、見逃してしまった緩やかな坂道の代わりに、急坂キケンの看板の道を下りました。下り切ると、線路沿いの道にでますので、線路沿いに北上します。

B 光明寺
  (寿老人)

 
 線路沿いの道を北上すると、線路の向こうにキリンビールの工場が見えます。
工場が切れるところで常磐線の踏切に通じる道を左折します(写真上)。

 踏切を渡るとすぐに左手に光明寺さんが見えます。
 境内に入ると、本堂があり、前に寿老人の石像があります。

 境内には、「一本刀土俵入」ゆかりの寺ということで、小さな土俵入りの石像や、中村勘三郎の追慕の碑などもある。
C 普門院
  (布袋尊)

 普門院さんへは、来た道を戻り、踏切を渡り、光明寺へ左折した角に突き当たるので、ここを左折し、写真上のように案内板のところを左折すると、普門寺さんが右手に見えてくる。

 普門院さんは、長閑なお寺で、当日は椿の花がきれいでした。
 布袋尊は、本堂の前の左手にあります。

 
■手打ちそば・うどん「やしき」さん

 お昼になりおなかすいたので、普門院さんの前のおそばやさん「やしき」さんでお昼を食べました。
■長い道のり

 普門院さんから、残りの3つの寺へは、歩くと4、5キロあり徒歩だと1時間以上かかります。そこで、歩いて30分かけて取手駅まで戻り、バスを利用して、小文間地区に行く方法と、どうせ30分歩くなら頑張って徒歩で行く方法、歩くのは大変なのでタクシーを呼んで行く方法があります。

 私は、お昼を食べて元気がでたので、1時間かけて歩くことにしましたが、この選択は間違いでした(^^;。
 蕎麦屋を出て右にいき、この消火栓の標識の路地を右手に進みます。普門院さんから出てくると左折して右折。
 道なりに進むとこの交差点にでてきますが、ここは左が正解。

 私は、道なりにまっすぐ歩いてしまったので、少し遠回りになりましたが、本願寺さんに寄ることができました。

 さて、県道取手東線に出たら、利根川沿いに東にひたすら歩くと、バス停平石に着きます。
D 明星院
  (恵比寿)


 明星院さんは、バス停平石から東に歩き、写真上の看板を左に入ります。 霊園の中を歩いて行くと、明星院さんに着きます。

 恵比寿様は、本堂の右わきに安置されています。

 明星院さんの本堂前のお堂脇にはしだれ桜があり、3分咲きというところでした。
E 福永寺
 (毘沙門天)


 福永寺さんへは、県道に戻り、左折して歩き、一つ目の信号をまた左に(看板の写真参照)進みます。すぐに、福永寺さんが右手に見えます。
 毘沙門天は、本堂の右の毘沙門堂に安置されています。
(写真中)

 毘沙門天の石像も毘沙門堂の右わきにあります。
 毘沙門堂の中の毘沙門天さんは色彩もほどこされて立派な毘沙門天さんです。
 
F東谷寺
 (弁財天)


 最後の東谷寺さんへは、福永寺さんから来た道を戻り、県道に戻ります。信号を渡り、看板のところを(写真上)斜めに進みます。上の写真の看板の裏の道を進む。
 道なりに進むと、写真中の寺の裏ぐちに出ます。この裏口の左手に本堂への入口があり(写真下)ここをはいると本堂の正面に行けます。この本堂正面に向かって右側の植え込みの中に弁天様が安置されています。
 この弁天様は彩色された陶器製と思われる像です(写真下)。
■帰り道

 東谷寺さんから県道に戻り、バス停中妻から取手駅に戻ります。
 
【まとめ】
 取手七福神は、駅周辺の4か寺と小文間地区の3か寺の距離があり、効率的に巡るなら、取手駅からタクシーを利用し、まず、光明寺と普門院を参拝(タクシーを待たせておく)してタクシーで小文間地区に行き乗り捨て、3か寺を参拝し、バスで取手駅方面に戻り市民会館入り口で下車して念仏寺と長禅寺を参拝するのが最も楽だと思います。
 取手七福神は、受け入れ体制もよく、どこでも親切で、長閑なハイキングには最適です。

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